駆け出しエンジニアがすぐフリーランスになっても苦労すると思う理由まとめ②

IT業界,SESフリーランス,駆け出しエンジニア

こんばんわ。

イチゴ味は好きだけどイチゴはそんなに好きではないどうもみけぽんです。

 

前回「駆け出しエンジニアがすぐフリーランスになっても苦労すると思う理由まとめ」のその①の理由を説明しましたので、今回はその②の理由を挙げていこうと思います。

 

 

前回はその①の理由を挙げました

「ロースキルフリーランスは単価が低いわりに安定しない」という理由でした。

 

今覚えてないスキルは業務経験を積みにくい

プログラムしか書けないエンジニアに陥りやすくなってしまう

仮に「Rubyの業務経験しかないフリーランスエンジニア」がいたとします。

当然ですがSwiftやPythonをメインに使う現場には行かず、Rubyを使う現場に常駐することになります。

現場によってはインフラや他の開発言語を触る機会があったりしますが、常駐先ではほぼRubyしか触ることはないでしょう。

 

これがどういうことかと言うと、「何年経ってもRubyしか書けないフリーランスエンジニア」が出来上がりやすい状況になってしまいます。

 

プログラムを書くことだけがエンジニアの仕事ではない

当たり前ですが「プログラムを書くこと」だけがエンジニアの仕事ではありません

サーバー構築、DB(データベース)操作、JavaScriptでUI(ユーザーインターフェース)を向上させたりと、開発は多岐に渡ります。

 

はっきり言って数か月で全て身に付けられるものではありません

「一つの言語を極める」というのも一つのキャリアパスかもしれませんが、「Rubyは90%できるけどその他スキルは10%程度」のエンジニアより「満遍なく60%こなせるエンジニア」の方が市場価値が高く単価も上がりやすい傾向にあります

 

会社員なら会社が不足しているスキルの面倒も見てくれる

これが会社員ならば現在不足しているスキルのことでも聞けば先輩や上司が教えてくれたりもするでしょう。

場合によっては研修をしてくれるかもしれません。(私が勤めていた会社ではなかったですが泣)

未経験のスキルでも頑張って資格を取得すれば、資格取得手当が出る会社も少なくありません。

 

でもフリーランスエンジニアだったらどうでしょうか。

分からないことがあっても手取り足取り何でも教えてくれる人はいないでしょう。

なぜなら他社のフリーランスに時間を費やしてまで教育するメリットがないからです。

研修も資格取得手当もありません。

ここは駆け出しフリーランスが躓きやすいポイントだと思います。

 

面談時に見られるのは自宅学習ではなく実務経験

そして面談時には「実務で何をしてきたか」を見られます。

「DB設計の実務経験を積みたい」と思っても、そのまま駆け出しエンジニアの希望を受け入れてくれる現場はあまりありません

「自宅ではDB設計しています!」と伝えても「頑張っているんですね~」の一言で終わりでしょう。

 

ここからは自分の努力(しかも相当な努力)次第ですが、プライベートを犠牲にするくらい頑張った上で現場に恵まれなければ、現在不足しているスキルの業務経験は積むことは出来ないと思います。

 

本当にそんな人いるの?

インフラに弱いフリーランスは割といる

そんなエンジニアいるの?と聞かれると答えは「イエス」です。

実際に何人も見てきています。

独自ドメインの設定が出来ないフリーランスが高単価をもらえているとは到底思えません

業界歴10年以上の猛者でも「インフラやデプロイ方法が分からない」と言う人は数人ですが見てきています。

 

駆け出しエンジニアのまま起業した人もいる

上記の方は経験を積まず駆け出しエンジニアのままテック企業を設立しましたが、状況から察するにあまり芳しくはなさそうです。

年間売上480万円て会社員年収に直すと300万円程度になってしまいますからね。

有休も交通費の支給もなくその売り上げだと何のために起業したか分からなくなります。

 

聞いた話だとロースキルすぎて契約を途中で打ち切られることが多く、現場を転々としているそうです。

これは精神的にも結構堪えますよ。

 

その②のまとめ

  • 駆け出しエンジニアのままフリーランスになると、プログラムしか書けないエンジニアのような状況に陥りやすくなる
  • いくら自宅学習を頑張っても面談では「実務経験」しか評価されない
  • ある程度満遍なく何でも出来ないと単価が上がりづらい
  • ロースキルも度を超すと現場を転々とする羽目になる