事故物件に住んでいた時の本当にあった話
20代後半のときに西武池袋線沿いの事故物件に一年間住んでいたことがあります。
その時の生活について綴りたいと思います。
住んでいた事故物件の特徴
家賃が破格だった
西武池袋線+もう一路線使え、しかも両駅が徒歩10分以内というアクセスの良さ。
築年数40年ほどの一軒家(二階建てで借りたのは一階部分)で見た目はボロかったですが、トイレ風呂別の1Kで家賃は4万円と23区内では破格でした。
初期費用も全て込みで12万円という激安ぶり。
前の住人は突然の心臓発作を起こしていた
前の住人は心臓発作で倒れ、数時間後に発見されたと聞きました。
「すぐ見つかった訳だし腐乱してないなら大丈夫だな!」という謎のポジティブ思考で部屋を借りました。
事故物件サイトで有名な「大島てる」を確認しましたが、事件性はないのもあり私が住んでいた物件は掲載されていませんでした。
実際に生活してみて
家を目の前にして帰りだす女性もいた
何名か女性を連れ込んだこともありましたが、その中で一人だけ玄関の直前で「よ、用事思い出したからやっぱり帰るね!」と言い出した方がいました。
「もう23時なのにそんな訳ないだろ!」と思いましたが何かを感じ取ったんだろうと思い、私には帰ろうとするその女性を止めることはできませんでした。
最初は夜帰るのが怖かった
実際に人が倒れた場所ですし、最初は夜家に帰るのが怖かったです。
でも慣れてくるとアクセスの良さも手伝い、「契約更新するくらいは住もうかなあ…」という気持ちにさえなっていました。
心霊現象は起きなかった
私が霊感が全くないのもあり、声が聞こえてくるとか扉が勝手に開閉するような心霊現象的なものはありませんでした。
もしかしたら気づいてなかっただけかも。
心霊現象よりGが同時に二匹現れたことのほうが怖かったです。
だけど一年後に事件は起こる
一年程経ったある日、二階の住人の部屋から生ごみのような臭いがしてきました。
最初は「生ごみの掃除くらいちゃんとしてくれよ」と思っていただけなんですが、一週間経っても臭いは取れず。
大家さん(おじいちゃん)にも電話しました。
私「二階から生ごみが腐ったような臭いがしてくるので確認して頂けませんか?」
大家「分かりました!夕方にはこちらから連絡しまーす!」
そして夕方を過ぎても連絡来ず。
私から再度大家さんに連絡しました。
私「(少し怒り気味で)部屋はどうだったんですか!?」
大家「ごめんなさいみけぽんさん、二階の方がなくなってましたあ!」
…え。
二階の住人も突然の心臓発作で倒れ、大家さんに発見されるまで誰にも気づかれなかったんだとか。
つまり私は一週間以上、ヤバい臭いを嗅いで生活していたことになるのです( ;∀;)
ここにいたら次に心臓発作が起きるのは私だと思い、ささっと引っ越していきました…。
ネタなようで本当にあった話でした。