駆け出しエンジニアがすぐフリーランスになっても苦労すると思う理由まとめ①

IT業界,SESフリーランス,駆け出しエンジニア

こんばんわ。

トイレでは大小問わず座る派のどうもみけぽんです。

 

Twitterでタイムラインを追っていると、業界未経験者や駆け出しエンジニアでフリーランスを目指す人が結構多く、しかも増えているように感じます。

「〇か月でフリーランスになれる!」、「フリーランスで年収1000万円!」と強烈に煽るような悪どいスクールの存在や、詐欺紛いの情報商材屋やインフルエンサーによってプログラミング自体が情報商材化されてしまっていることが大きな原因だと思っています。

 

しかし未経験者や駆け出しエンジニアが数か月という短いスパンでフリーランスを目指すことは、殆どの人にとっての「最適解」ではないと感じるので、その理由を挙げていこうと思います。

※フリーランスはSES(客先常駐)でのフリーランスという前提で話を進めていきます

 

ロースキルだと不景気で真っ先に契約を切られやすく、次の常駐先が見つかりづらい

ロースキルエンジニアは不況に弱い

コロナ禍や2008年のリーマンショックの際もそうだったと思いますが、不景気になるとまず真っ先にスキル不足のSESエンジニアが契約を切られます。

なぜならプロパー社員と違いSES等の業務委託は雇用契約を結んでおらず、尚且つプロパー社員以上にお金(単価)がかかるためです。

 

SESエンジニアはプロパー社員以上にお金がかかる

フリーランスが客先常駐する場合は間にエージェントを挟んでいる場合が殆どだと思いますが、もちろんエージェントは中間マージンを抜いているため、エンジニアの手元に残る単価以上のお金を常駐先企業は支払っています。

 

例えば単価50万円のエンジニアがいるとします。

そのエンジニアが利用しているエージェントが常駐先と直接契約(直受け)している場合、恐らく常駐先企業は60万円程をエージェントに支払っているはずです。

直接契約ならまだしも、これが2次、3次受けで単価50万円ならば常駐先企業は更に多くのお金を中間エージェントに支払っているでしょう。

 

SESエンジニアは雇用調整されやすい

ご存知だと思いますが正社員の場合は労働基準法によって雇用がある程度守られているため、会社側としてもプロパー社員をすぐクビにすることはできません

しかしフリーランス・社員を問わずSESエンジニアは雇用の調整弁としての役割も担っているため、何かあると「契約延長なし」という形で簡単に契約を解消することができます。

 

スキルがあり「このエンジニアがいないと業務が回らない!」というようなエンジニアならば契約解消されにくくはなると思います。

しかしこれが「いてもいなくても正直そこまで変わらない経験数か月のロースキルエンジニア」だったらどうでしょう。

常駐先企業もまず契約を解消しますよね。

そしてロースキルだと次の現場が見つかりづらく、フリーランスには「待機」がない

フリーランスだとロースキルでも月30~50万円程の単価がもらえると思います。

しかし上記で述べたように、常駐先企業はエンジニア一人を現場に常駐させるために単価+マージンの費用が発生します。

なので面談(事実上の面接)で「このエンジニアは費用以上の価値を提供してくれるのか?」ということを不況時にはいつも以上に見極めようとするはずです。

 

「駆け出しエンジニアOK」のような枠にも不況時には仕事にあぶれたベテランエンジニアがバンバン応募してくるため、ロースキルの駆け出しエンジニアは相当苦労することを覚悟しなければならないと思います。

「スキルはないけど人間性で勝負!」と言う人にも実際遭遇したことがありますが、当たり前ですが人間性より「スキルを持っていて売り上げに貢献してくれる人」を優先します。

そして自らを「人間性がある」と言ってしまう人は大抵人間的に難がある人が多いように感じます。

 

また会社員であれば次の現場がすぐ見つからず少しの期間空いても「社内待機」できますが、フリーランスは待機=無収入になります。

単価が低いわりに安定しないということが、駆け出しエンジニアがすぐにフリーランスを目指さないほうがいい理由の一つです。

 

続きます

その②へ続きます。