プログラミングスクールに嫌悪感を持つ理由
最近Twitter界隈を騒がせているプログラミングスクールですが、私はプログラミングスクールに対していい印象を持っていません。
その理由について私の考えを述べようと思います。
宣伝が過剰だから
よくあるのが「未経験でも一年でフリーランスで年収一千万円!」というような広告です。
一言でいうとアホそのものです。
情報系の学部卒や専門卒がみんな年収1000万超えてないんだから、プログラミングスクールでちょこっと勉強してすぐ年収1000万行く訳ないのは少し考えたら分かることでは?
— みけぽん (@mikeponjp) November 2, 2019
以前このようなツイートをしましたが、これが真理だと思います。
若くて素頭がいい人が基礎から数年学んで年収1,000万円いかないことが殆どなのに、玉石混交(むしろ石ばかり)のプログラミングスクールで数か月学んで1,000万円稼げると思うのがある意味すごいです。
中には本当にそういう人も0.01%くらいはいるかもしれませんが、あまり真に受けないほうが身のためだと思います。
エンジニアに転職して年収が600万円になりました!
とか
転職して800万円になりました!
とかも信じないでください。
東大主席卒レベルならまだしも、業務未経験者にそんなに払える会社は日本にほとんどありませんよ。
誇大広告そのものですね。
そんな広告に釣られる人種はただの情弱だと思うから
まともな方だったら上記のような広告に引っ掛かるわけはないと思いますが、残念ながら騙されてしまう人は一定数います。
そういう方は情弱(情報弱者)な方なのだと思います。
マルチ商法なんかにもすぐ引っかかるような方です。
怪しいプログラミングスクールは「○○で100万円稼げる!」、「○○で一週間で10kgダイエット!」というような怪しい情報商材と変わりませんからね。
「プログラミングスクールに入ればすぐに年収1000万円稼げるのか!やるぞ!」と考えてしまうような方はまた少ししたら怪しい商売に引っ掛かると思います。
卒業生が業務だけでなく色々とひどいから
Twitterの顔出しアカウントでbio(プロフィール)に「転職活動中」と書いている割には「3年でフリーランスになりたい」とか、SES会社に入社直後に「拡散希望:自社開発企業に転職希望」とか書いている人を見ると切なくなります。
他にも顔出しの女性の方(名前にキャンプがつく有名スクール卒)が「努力不足でSES企業に入社することになった」とツイートして炎上したこともありました。
プログラミングスクールに通った方ってフリーランス志望が多く、会社を踏み台にしか思っていない方が多い印象です。
IT業界のフリーランスってほとんどがSESフリーランスなんで、「時間と場所の自由」から思いっきり遠い存在ですよ。
スクールの実態が結構エグイから
名前にキャンプが付く某有名スクールは、講師が現役のエンジニアではなく「研修を二か月受けただけの人」だそうです。
80万円も払わされるのに、その値段と提供サービスは釣り合っているのでしょうか?
また、スクール側が提供する内定保障の条件が「週に20件以上へ企業への応募」もスクール生に暴露され、Twitterで話題になりました。
自分のスクールに通っている受講生の今後の人生を何だと思っているのでしょうか。
技術的なことで検索すると薄っぺらい記事が上位表示されるから
仕事柄分からないことがあればすぐGoogle先生で検索しますが、よく某有名スクールの宣伝記事がヒットします。
関数の説明などをし、最後にスクールの宣伝をするというよくあるパターンです。
関数名などで検索するとよく上位表示される割には内容が薄っぺらく、全然使いものにならないものが多いです。
ひどい場合には使い方が間違えていたりします。
特に某三社は粗悪な記事ばかりなので、Chromeの拡張機能で検索結果に表示しないよう設定しています。
トップの信者になっている人がいるから
Twitter等のSNSはお金がかからないため、プログラミングスクール経営者(トップ)は宣伝に使っていることが多いです。
顔出し&頻繁に発言している場合も多いですが、炎上商法を狙ってか過激な発言をする方も多いです。
特に他のスクールを貶めたりしているような発言です。
トップがそのような発言ばかりしていると、なぜかそのトップを称え崇め信者と化した人も同じような発言を繰り返すことが多いので、正直言って不気味です。
Twitterのタイムラインがトップの方のRT(リツイート)だらけな人も個人的には距離を置かせてもらっています。
まとめ
私がTwitterで絡ませて頂いているのはIT系のエンジニアの方が多いのですが、(悪い意味で)有名プログラミングスクールに加入しているとプロフィールに書いている方にフォローされることがあります。
しかし私はそのような方をフォローすることはありませんし、場合によってはミュート、ブロックもします。
一生懸命真面目に経営されているプログラミングスクールもあると思いますが、ここ最近Twitterで目にするプログラミングスクール関連の情報のひどさは目に余るものがあります。
そろそろ消費者庁が動き出すレベルですね。