リモートサーバーとPhpStormで開発環境を構築する
こんばんわ。
背中にプリントがあるTシャツはあまり好きになれないどうもみけぽんです。
以前はVagrantやWSL(Windows Subsystem for Linux)で環境構築していました。
しかしこれらは開発環境としてそれぞれ一長一短なので、現在はリモートサーバーとPhpStormを接続させて開発環境を構築しています。
その手順について説明しようと思います。
VagrantやWSL(Windows Subsystem for Linux)の環境構築は一長一短である
私は過去に長らくはVagrant、最近だとWSLで開発環境を構築していました。
しかしこれらのツールはそれぞれ一長一短だったりします。
Vagrant
メリット
- 気軽に複数の開発環境を構築できる。
- 開発環境ごとにOSを分けられる。
デメリット
- バーチャルマシンのセキュリティの都合からシンボリックリンクを貼ることが出来ないため、ReactやVueの環境構築に必須なnpmコマンドなどが使えない。
WSL
メリット
- Windows上に割と簡単にLinux環境を構築できる。
- バーチャルマシンを使用しないため、npmコマンドも使える。
デメリット
- なぜか起動する度にApacheが止まる。(enable状態にしても意味なし)
- Apache起動コマンドにエイリアス設定して簡略化しても、毎回実行は地味にめんどくさい
あまり使っていないVPSサーバーを開発環境にした
契約したもののあまり使っていないVPSサーバーがあったので、開発用にCentOS8をインストールしました。
セキュリティ的には自宅の固定IPのみSSH通信許可するのがいいと思うのですが、我が家では固定IPを取得していないため泣く泣くポート番号の変更&rootログイン禁止で対応しています。
今回はVPSサーバーを使っていますが、AWSのようなクラウドサーバーでも同様の手順で構築できると思います。
まずはリモートサーバー上にプロジェクトを作成し、Gitのレポジトリ設定をする
まずはリモートサーバー上にプロジェクトを作成します。
Gitで管理しているプロジェクトがあればCloneし、新規の場合は作成します。
その後はFTP・SCPツールでローカルPCの任意のディレクトリにプロジェクトを丸ごとダウンロードし、PhpStorm側でプロジェクトとして開きます。
リモートサーバーとPhpStormを接続させる
これは何をさせるのかと言うと、「PhpStorm上でローカルPCのプロジェクトファイルを更新した際、自動的にリモートサーバーへアップロードさせる」設定を行います。
「ファイル」 > 「設定」 > 「ビルド、実行、デプロイ」 > 「デプロイ」から設定できます。
詳しい手順は下記サイトを参考にさせて頂きました。
ホスト、ポート、ユーザー等を設定すれば割と簡単に接続できます。
開発環境はサブドメインで運用する
あまりドメイン代にお金をかけたくないので新たにドメインを取得するのではなく、既に取得しているドメインのサブドメインで運用しています。
サブドメインはサーバーかドメインでの設定で行えます。
サブドメインの設定を終えたらVirtual Hostを設定します。
この方法でのデメリット
ローカルPC側でファイルやディレクトリを追加した際は自動的にアップロードされますが、サーバー側で何か追加した際に自動的にダウンロードされないことです。
何かうまい方法ないかね。