フリーランスでSESをする際、エージェント会社選びで気を付けること
SESは反対派の私ですが、会社員時代に一年半、フリーランス時代に一年半で合計約三年間SESで働いておりました。
フリーランスでのSESでエージェント会社を3社ほど使わせてもらいましたが、エージェント会社を選ぶ際に気を付けるべき点を綴ります。
新規営業、お客さまと直接契約をしている会社である
私がフリーランスエンジニアを始める際、契約だとかフリーランス界隈のことがよくわからないので知り合いが営業かつ社長をしている会社を利用しました。
しかしそれが間違いでした…
その会社は新規営業もせず直接取引案件も持っていない会社だったので、紹介される案件が二、三次以下案件のみでした。
直接契約(一次受け案件)と三次受け案件かだと、単価が大きく変わってきます。
例えばエンドユーザーのお客様が60万円の単価をだす
↓
一次受けエージェントが紹介料を引き、二次受け会社に55万円で単価を出す
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二次受けエージェントが紹介料を引き、三次受け会社に50万円で単価を出す
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三次受けエージェントが紹介料を引き、エンジニアに45万円を提示する
という流れだと、同じ業務をこなしていても一次受けで参画するか三次受けで参画するかで単価が10万円も異なってきます。
同じ業務をしていて月単価が10万円も違っていたらバカらしいですよね。
それを理解してから知り合いの会社を使うことをやめ、直接取引案件を扱っている会社を利用することにしたらまさかの月単価が10万円以上増えました。
出来れば直接取引、多くても二次受け案件までにこだわったほうがいいです。
提示された単価が税抜きか税込みか確認する
提示された単価が税抜きか税込みかも必ず確認しましょう。
例えば提示単価が50万円だったとしても、消費税を含むか否かで単価が大きく変わってきます。
税込み:50万円
税抜き:50万円+消費税8%分の4万円=54万円
上記の例で4万円も変わってきます。
最初に使った知り合いの会社が私がビギナーだと知っているのにその辺りの説明もなかったので、「騙された」という気持ちが働いて少し強引に距離を置きました。
お客様にちゃんと発言できるエージェントである
以前私がレバ〇ックを利用してテ〇ビ朝日メディ〇プレックスに参画した際、二か月契約をしました。
しかし契約延長の話が来たタイミングでSES業界で先はないと感じ契約延長を断ったところ、現場側の「こちらは長期で参画してもらうこと前提だったんだけど」の一言で私の契約は一か月で解消されました。
「そんなの理不尽だ」とエージェントにももちろん伝えましたが、エージェントも大手顧客には逆らえないので結果は覆らずです。
その時は結婚して約半年で妻が妊娠しているかもしれない状態だったので、翌月は給料(相当)なしになるのかとマジで焦りました。
※新婚なのは現場もエージェントも把握済み
※しかもその後レバ〇ックから「この件に関して後で異論・反論はしないことを誓います」という契約書が送られてきましたが、もちろんシュレッダーして処分しました。(こちらが署名・捺印して返送するタイプのもの)
もちろんお金を払う側がパワーバランスが上なのはしょうがないですが、現場>>>>エージェントのように現場の方が力がありすぎると現場はエージェントやエンジニアに無理難題をふっかけてきます。
せめて上記のような労基署案件に対してちゃんと反論してくれるエージェントじゃないと、何かあったときに自分の首を絞めることになってしまします。
まとめ
はっきり言ってSESフリーランスの立場は弱いです。
なので事前に対策できるところは対策し、リスクヘッジを取らなければなりません。
これからSESでフリーランスを始める方の参考になればと思います。