SESでソシャゲ開発チームにいたときの話
3年以上のSES歴で様々な現場を転々としましたが、その中で個人的に面白かったのは“ソーシャルゲーム(ソシャゲ)開発チーム"に常駐したときのことです。
その時の常駐先の様子を綴ってみようと思います。
常駐先の会社について
どんな体制だった?
「開発チーム」と「企画チーム」に分かれており、朝の朝会では合同で今日の予定の発表、売り上げ(月別課金)目標の確認をしていました。
基本的には目標を下回っていましたが。
その後さらに開発チームの朝会があり、各々が当日の予定を発表してから業務開始でした。
開発チームは表示等を担当する「クライアントチーム」、ロジック処理やAPI実装担当の「サーバーチーム」に分かれており、私はサーバーチームに配属されました。
プロパー社員の学歴は?
一部上場企業だったので、プロパー社員の方々の学歴は結構高かったです。
新卒が特にその傾向が強く、私立だと最低でも日東駒専、国立大学卒も多く国立院卒の方も開発チーム全体にちらほらいました。
雰囲気的には真面目で大人しそうな方が多かったです。
開発について
使用する言語は?
サーバーチームではPHP、FWはPhalconを使っていました。
Phalcon自体はそんなにメジャーではない印象ですが、処理速度を考慮しての選定らしいです。
また、全員強制的にエディタはPhpStorm、コーディングルールはPSR-2を順守することになります。
DBは?
MySQLを使っていました。
ソシャゲ自体の情報量が多くなりがちなので、負荷分散のために「イベント」や「ユーザー情報」毎にDBが分かれていました。
バージョン管理は?
Gitを使っており、基本的にはコマンドではなくSourceTreeを使っていました。
ソースレビューもある開発現場だったので、敢えて製品名は言いませんがアタラシアン系のツールを使ってオンライン上でソースレビューを行っていました。
ソシャゲについて
バグは主にツイッターで見つけていた
ソシャゲに限らず自社サービス系の会社はみんなそうだと思うのですが、Twitterでサービス名を検索しエゴサーチします。
不具合があればリアルタイムでユーザーがつぶやいてくれるので、ユーザーのツイートでバグを見つけることも結構多かったです。
緊急メンテは日常茶飯事
二週間に一度イベントを実装しており開発スケジュールが結構カツカツだったせいか、バグはよく出ていました。
ソシャゲにバグはつきものであり、緊急メンテも割と多かったです。
プロパー社員の方は大変そうでしたが、SESの業務委託は知ったこっちゃないので私は常に定時で帰っていました。
まとめ
常駐先は要求が厳しい会社ではありましたがその分成長できたし、SESの人間に対してもチームリーダーが一対一で面談してくれるようないい会社ではありました。
「もう一度行きたいか?」と聞かれればもう行きたくないですが。
SES初心者の方やソシャゲ開発チームについて興味がある方の参考になれば幸いです。