28歳の時に入社したSES会社がひどかった話
こんばんわ。
会社の学生アルバイトに「おっ、髪の毛染めたんだ!似合ってるじゃん!」と言ったら「…私、今まで一度も染めたことがないんですけど」と返され、完全に不審者案件になったことがあるどうも僕です。
独学でPHPを学習していたとはいえ、28歳時にほぼほぼ未経験でSES会社へ入社しました。
※新卒で入った会社でテスターは経験したことがある
今思うと「これ、ひどくね?」と思うことが多々あったのでこのようなツイートをしたのですが、結構反響を頂きました。
28歳に未経験で入社したSES企業
・研修なし
・基本3次請以下
・客先へはチームじゃなく毎回ワイ一人
・退職金なし→給料に還元らしいが額面23万程
・懇談会名目で毎月3千円天引き
・毎月業後に強制参加の部会→残業代は出ず飲み会は自腹
・退職後の任意継続手続きを〆切前日に「忘れてた」と言ってくる— みけぽん@パパ㍍㍍エンジニア (@mikeponjp) April 8, 2020
このひどかった内容をもう少し深堀していこうと思います。
28歳の時に入社したSES会社がひどかった
研修なし
面接時にはちゃんと独学のみの未経験と言うことは伝えていましたが、28歳と言う年齢が「まあ、研修なしでも何とかなるだろう」と思わせたのかもしれません。
もちろんもっと若い新人には研修があります。
そのせいもあるのか最初の常駐先では全然身動きが取れず、まさかの一か月で退場になりましたw
分からないことがあり隣の席のプロパーに質問しようとしても思いっきり嫌な顔をされたりもしましたw
恐らく超基本的なことばかり聞きすぎたからだと思います。
自宅学習が大事とは言え、未経験者は自社での研修(OJT含む)も大事だと思います。
客先へはチームじゃなく毎回一人
最初の頃は周りにすぐ質問できる人がいなかったのは結構きつかったです。
他案件の話を聞いても大体自社社員が複数人以上で常駐しているんですよね。
28歳の遅咲きビギナーとは言え、研修なし&毎回一人で現場へ行かされるのは自社への不信感につながりました。
「これならフリーランスと変わらないじゃん」と思いますよね。
基本3次請以下
なぜか入社したSES会社は新規開拓はしないポリシーでもあるのか、基本は他社が獲得した案件へのアサインのみでした。
自社営業はマジで何をしてるのか疑問ではありました。
特にイン〇ーノウス社の案件が多かったです。
毎回新しい現場への初出勤日はSES営業への引き渡し儀式が2~3回連続するため、見世物にされているような少し切ない気持ちにもなりましたw
退職金なし
IT業界の中小企業は退職金が出るのが当たり前ではないかもしれませんが、私が入社した会社では「退職金は毎月の給料に還元している」という建前がありました。
※面接でも言われた
その割に私の給料は当時額面月額23万円程度(手取りは18万円程度)だったので、とてもじゃないが「還元されている」とは全く実感できなかったです。
「懇談会」名目で毎月3,000円天引き
私が入社した会社では毎月3,000円が「懇談会費用」という形で給与天引きされていました。
会社が言う懇談会とは一年に二回どこかのホールを貸し切って行う「全社会議」というものがあり、その後に行う飲み会のことです。
ただ年額で36,000円徴収される割には懇談会はただの居酒屋飲み放題的なものだったので、とてもじゃないですが年に二回開催されても一回で18,000円かかるような内容ではなかったんですよね。
しかも税引き後の手取りから引かれるので、税込みしたら5,000円程度は引かれていたと思います。
当時手取り18万円の私からしたら結構大きなインパクトです。
毎月業務終了後に強制参加の部会があり、残業代は出ず飲み会は自腹
私が在籍していた部では途中から“部会"というものが開催されることになりました。
月に一回業務終了後に自社で集まり、所感などを報告しあう仕事ごっこのようなものです。
もちろん残業代は出ず、帰宅するのは遅くなります。
そして更に厄介なのは部会後に飲み会があるのですが、会社からの支給はなく完全自腹だったことです。
※途中で会社から一部支給になった
上司が結構キツイ性格の人だったので、無料でも行きたくないのに「何で金と時間使ってまでコイツに気を遣わなきゃならねえんだよ…」と本気で思いました。
※ちなみにこの上司は私が知っている範囲で私含め3人辞めさせています
常駐先で案件が炎上したとしても強制参加だったので、部会の存在は私が退職をする大きな引き金になりました。
退職後の任意継続手続きを〆切前日に「忘れてた」と言ってくる
結局その会社を辞めてフリーランスになったのですが、会社員が持てる「健康保険」から個人が持てる「国民保険」に変わることになります。
健康保険は会社も負担してくれますが、国民保険は自分一人が負担するため割高になることが多いです。
そのため「任意継続」という制度があり、申請すれば退職時の保険料負担のままで最長2年間健康保険を継続することができます。
しかし任意継続は「退職日から20日以内に手続きする」という条件があり、在籍していた会社側の手続きも必要になります。
私は退職する際に任意継続にする旨を伝えていたので、会社の事務員から「手続きが完了次第連絡する」と言われていました。
しかし全然連絡がこず、締め切り前日に「任意継続の手続きはどうなりましたか?」と確認のメールを送りました。
そうしたら返ってきた返事が「すみません、忘れていました」だったんですよね。
「…は?」
さすがにこれは私もプッツンし、「ふざけんな!手続き間に合わなかったらお前責任取ってくれるのか!」とメールでキレてしまいました。
※証拠が残る形でこういうことをすると後々厄介なことになるのでやめましょう笑
何とか手続き自体は間に合いましたが手続きは締め切り当日、しかも仕事を休んで保険事務所に行くというクソっぷりでした。
まとめ
私は前職に対して「28歳の未経験の私を拾ってくれてありがとうございます!」的な感謝の気持ちは全くなく、「お互い利用しあっていただけ」という冷めた気持ちしか抱いていないです。
まあ職務経歴詐欺を強制されなかっただけマシですが。
F〇nd Job!に登録した際にスカウトメールを送ってきた池袋の転職エージェント会社を使って入社したのですが、このエージェント会社を使うことももうないでしょうね…
現職の会社は「もうエージェント会社は信じられねえ!」という気持ちで、求人サイトで徹底的に自分が希望する条件の会社を探して入社したというような状況です。
最近は「単価の高還元を謳うSES会社」も増えてきましたが、還元率がいくら高かろうともSES会社はもうまっぴらです。