Twitterトレンドの「手取り14万円」についての考察

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本日のTwitterトレンドに「手取り14万円」が入りました。

個人的には興味のあるワードなので、「手取り14万円」について考察します。

 

 

「手取り14万円」がTwitterでトレンド入り

キャリコネニュースに「12年勤務して手取14万円」という記事が載り、それをホリエモンがツイートしたことによって拡散した模様。

 

キャリコネニュースに投稿された内容

キャリコネニュースの記事は下記の通り。

ガールズちゃんねるに9月末、「手取り15万円以下の人」というトピックが立った。現在アラフォーのトピ主は、都内のメーカーに12年勤務しており役職もあるという。ただ、手取りはわずか14万円で「何も贅沢出来ない生活。日本終わってますよね?」と辛い胸中を綴った。

たしかにこれはツライ。

 

私にも手取り14万円以下の時代があった

プロフィールページに書いたり何度かTweetしているのですが、20代半ばにノリと勢いだけで起業し、翌年には知人に拾ってもらう形で廃業しています。

 

その後知人の社長に拾ってもらったのですが、会社に行けばパワハラ上司に毎日ボッコボコにされ、社長には金をだまし取られ、人生のどん底状態を経験しました。

最初は額面で月15万円をもらっていましたが、半年後にはインスタント食品の現物支給になり、現金がないので人間らしい生活さえ送れなくなりました。

 

「もうこんな人生嫌だ!」と夜業界のスタッフ勤務を経由し、PHPを独学で学んだだけのほぼ未経験でSES企業に入社しました。

SES会社時代は手取り18万円ほどでそれでもカツカツでしたが、それでも前職に比べればはるかにマシだと思えた記憶があります。

フリーランスになってからはまとまったお金を稼げるようになり、何とか人間らしい生活ができるようになりました。(現在は会社員ですが。)

 

ヤバいと感じたらすぐに環境を変えた方がいい

例の社長の会社は色々なしがらみがありすぐに環境を変えることはできませんでしたが、何とか二年程で環境を変えることができました。

SES企業に入社した時もそこの会社で働く未来が見えず「何か違う」と感じ、一年半ほどでフリーランスに転身しました。

 

キャリコネニュースのトピ主の方も、12年は少し長すぎるように感じます。

恐らく転職の機会を伺っていたりもしたのでしょうが、タイミングを逃したのでしょう。

大きな原因は会社が低賃金で働かせていたことだとは思いますが、12年間何もアクションを起こさなかったのはトピ主さんの責任でもあると思います。

 

基本的には年齢と共に市場価値は落ちていくことが殆どなので、動くなら早い方が絶対にいいです。

私が28歳でほぼ未経験でIT業界に転職する際も、「28歳でキャリアチェンジで未経験は結構きつい」と転職エージェントに年齢のことは散々言われました。

 

常に自分の市場価値を意識した方がいい

IT業界の技術職(プログラマー、SE)は人材不足が背景にあることもあり「スキルが上がる=昇給」、「転職=年収増」と結びつきやすいので給料を上げやすい職種だと言えます。

結果が見えやすい営業職も年収増を狙いやすいでしょう。

 

事務職等は結果が見えづらいので昇給がしにくいかもしれませんが、簿記や行政書士の資格を取る等、色々な自己研鑽の仕方があると思います。

 

私が現在勤めているのは小さい会社なので、3年後、5年後も現在の会社・職種で働けている保証はどこにもありません。

国・会社・他人は誰も自分のことを守ってはくれません。

信じられるのは自分のスキルだけです。

それは転職だろうと起業だろうと変わらないと思います。

 

毎日続けられなくてもいいので、日々自分を高めていく努力の積み重ねが大事なのだと思います。

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